ハッピーボイス〜ワンだふるニャいふ♪な活動日誌〜

めぐにゃんです。


ブログアップしたと思ったらいつも長文で申し訳ありませんm(__)m


今回も日頃より相談を受けている地域から優先してTNR実施したい地域を検討調査中です。


1匹でも沢山の野良猫を地域猫にして一代限りの命を見守っていきたいと思いますし、餌やりさんにもマナーを守りしっかり管理していってほしいと思っています。

手術したから終わり、良い、ではなく管理が必要だという事も大切なので。






最近よく耳にしてしまうのが、近所からの苦情で餌やりをやめてしまった・・・

酷い場合は、苦情に見兼ねた人が猫たちを遠くに棄てに行ってしまった・・・



先日、相談を受けていた餌やりさんと連絡がつかなくなり餌場に行ってみると寒く冷たい風が吹く中、親子4匹ジッとうずくまりご飯を待っていました。

ここ１週間くらい時間になると数時間ジッと待っているようだと近所の人に聞きました。




苦しい気持ちはわかりますが、１度与え始めたら猫たちの為に一緒に頑張ってほしいのです。




『餌やり禁止』について。


狂犬病予防法がある野良犬と違って野良猫は法的にもその辺にいても問題がないのですよね。

ただ、法律というのは人を守るための法律なので良い環境を損なっているとみなされれば地域自治体などにより『餌やり禁止』などの条例が出来てしまいます。

苦情の対処法として餌やり禁止を行政が餌やりさんに勧めている場合もあります。

残念ながら他の手段を考えるでもなく・・・。





単に『餌やり禁止』だけ勧めてしまうと・・・。

・“餌やりするから野良猫が増える”という事を言う人がいますがお腹を空かせた猫たちは餌を求め民家に侵入します。
生ごみもあせります。

・動物の本能により空腹状態が続くと子孫を残そうと繁殖行為が増えます。

・餌がないと餌を求め他の地域まで被害が拡大します。

餌やり禁止だけで猫の数を減らしていくのは現実的ではありません。

最善の方法は『地域猫』にする事だと思います。

手術により猫の数は増えません。

そして餌やり、トイレなどしっかり管理していきサカリがなくなった猫は行動範囲も狭くなっていきケンカなどの鳴き声もなくなり色々な被害も軽減されていきます。

だから地域猫活動『TNR』なのです。






今回新しくTNR実施したい地域の多くは苦情の為に、餌やりをやめようとしている、又はやめてしまった・・・という地域です。

餌やりさんたちが多頭飼育していた訳ではありません。


ですが餌をあげているのを良く思わない人からの苦情に耐え兼ね、悩み、ご近所付き合いもありますから心を鬼にして餌やりをやめる。

見兼ねた人が猫たちを遠く離れた場所に数匹づつ連れて行ってしまったという残念な場所もありました。


元はと言えば身勝手な人間の行為により、
その地域に生まれてしまった為に犠牲になる猫たち・・・




中には苦情があるからと努力される餌やりさんも居ます。

自分の敷地にトイレ、寝床を作ったり、苦情のあるお宅に行かないようにせめてもの努力。






残念ながらそれだけでは解決できません・・・

増やさないようにしなければ。

手術をする事により行動範囲を狭くしなければ。

ですが個人で何匹もの手術を負担するのは厳しいです。

餌代だけでも捻出が大変です。






まだまだ田舎では産まれてきた猫を山や川に棄てる地域も少なくありません。

苦しい死に方をするために産まれてきた訳ではないのです。

望まれない命なら初めから抑制するべきなのです。







第8回のTNR一斉では335匹（うちハッピーボイスが捕獲に携わった猫約170匹、一般持ち込み参加猫165匹）でした。

皆さまからのご協力により沢山の野良猫たちを地域猫にして現在ハッピーボイスや餌やりさんで見守っておりますm(__)m


ハッピーボイスが管理している餌場の一部です。



【佐賀地区】

第１回から継続している場所。

2014年9月～約70匹ほどTNRしており子猫は1匹も生まれていません。

唯一、新しく遺棄された猫が妊娠しており出産してしまった子猫が生まれたのみです。




遺棄は減りませんのでTNRは継続していきますが耳先カットした猫は現在25匹程です。
3年半で半数以上減りました・・・。


今年2月、TNRした猫が風邪と目を負傷していると連絡もらいました。


先生に状況と写真を見てもらい薬も頂き餌やりさんに届けました。
現在は餌やりさんたちの看病により食欲も出て元気になってきているそうです。



そして遺棄されて出産したお母さんは残念ながら子猫たちを残したまま突然死していました。
原因不明です。
前日まで元気にしていたそうですが。

こうして外猫たちは家猫の寿命の半分も生きられず減っていきます・・・。




【伊万里地区】

第8回実施地域です。

TNR実施前・・・
常にこの光景でした。
行政が餌やり禁止を言っていたそうでお腹を空かせた猫たちが駐車場に10匹以上。


そしてTNR後の最近は・・・
1匹も居ません。



TNR前には地域の行政により餌やり禁止と猫避けセンサーまで設置されていた近所のお宅がありました。
そこの方に協力をお願いしました。

トイレ設置と給餌。

すると増えないという事で気持ち的にも安心されたのと元々猫たちを可哀想に思われていたこともあり敷地内に寝床まで作ってくれました。
居場所ができた猫たちは餌を求めて駐車場にはいかずこの場所に殆ど居るようになりました。








布団の下には段ボールハウスがあり中で寝るようになったとの事です。

TNRは全頭13匹完了していましたが栄養状態が悪く、リターン出来なかった3匹はうちのネコハウスへ。

残り10匹中現在7匹は確認できています。

もちろん増えてはいません。

現在猫避けセンサーも撤去されていました。



【杵藤地区】

苦情、遺棄共にとても多い場所です。

1年前の第7回と8回で約20匹完了しています。


今回、地元のボランティアさんから積極的に継続実施したいと言ってくれましたm(__)m！

積極的に協力してくれるボランティアさん、やはり地域の協力がなければ成し遂げられませんので有難いです(*^-^*)

まだまだTNR自体浸透していない地域なのでもっともっと広まってほしいなと思います。

餌やりさんの情報ではここも子猫は新たに生まれていません。

TNRしたコも20匹中現在10匹程度になりました。

今回も未手術10匹程度がTNR予定です。






そしていつもリターンするのに心が痛んで仕方がない場所・・・

民家まで遠く離れ誰も居ない、来ない場所・・・

ここは昔から地元の人たちの中では当たり前に知られているいらなくなった物の不法投棄場所。


いらなくなった物が動物でもあります。


ここに動物を遺棄する行為自体、生き延びれない場所とわかってなのです。

こんな場所で猫たちが増えても飢えや凍死、カラスにも持っていかれます。
絶対に増やせない場所。



人の迷惑にはなりません。

自分さえ良ければ・・・。

不妊手術をしない、生まれたら、不要になったら遺棄が当たり前。

そんな人間が遺棄する場所です。

それでもここに行けば猫たちは人を頼って何処からともなく集まってきます・・・




このような仕打ちを受けても人を頼るしかないから・・・


このコたちはポカポカの毛布で転がり眠る事はありません。
冷たいコンクリートや遺棄されたわずかな毛布などを頼ります。




空っぽの餌入れ（誰かが置いてますが通常空です）を前にいつもらえるかわからないご飯を待ちながら。


こんな幼い子猫までも・・・。


人が見えたらご飯があるかもと思い果てしない岩場の何処からか現れるのです。



2016年の第5回～これまでに3ヵ所で54匹TNRしました。

現在耳先カットしているコは28匹。

子猫の遺棄は沢山ありますがここで新たに産まれたコは居ません。

TNRした猫、2年間で半数は姿を消しています。
それだけ過酷な環境なんです。

これはわかっているだけの数です。
もっと力尽きているコは多いと思います。

TNRする前に力尽きているコも沢山います。

この老猫と思われるコも連絡をもらって間もなく居なくなっていました。
寒い12月でした。


最期をこんな場所に遺棄されて力尽きる・・・。








空のご飯入れがある方にご飯を求めて移動します。

写真に写っている猫のうち3匹以外は手術済です。
常に新しく遺棄されます。



ここに遺棄される理由としては、昔からの不要猫の捨て場。

そしてここ最近は保健所も引き取りをしません。

そのようなコも遺棄されていると思われます。

実際に多頭飼育による遺棄だと思われる猫たちが（ほぼ似ていました）去年は20匹程1匹づつ遺棄されました。

悪質です。


そして・・・毎日来る訳でもないのに中途半端に餌を与えている人。

あからさまに餌入れを置きっぱなしです。


この場所については去年あまりにも遺棄が続き、保護に限界があると思い行政に相談していました。

そしてやっと！

県の担当の方とそこから地域の役場の担当の方も動いてくださり遺棄について対策が実施されます。

これについては後日また報告します。


絶対に増やせないこの場所も不妊手術しなければいけない新たなコたちが約20匹。

このコも人の温もりが欲しいのです。


去年リターンせずにうちに来た兄弟によく似ています・・・。


この場所から来たコでこれまでに2匹が手術後に嘔吐しました。

鼻をつく臭いの原因は腐った鳥。

この腐敗状況は生きている鳥を襲ったのではなく死んでいる鳥を食べたのであろうと・・・。

そんな腐った鳥でも猫たちは取り合って食べているような日常だと思われます・・・。

昨日も鳥の羽が落ちていました。






ここから帰るときにいつも思うのが、どんどん離れていく猫たちと場所をミラーで見ながらこんなに人の居場所から離れた場所に本当に残酷・・・。

人の助けがないと生きていけません。

みんな連れて帰れるには厳しい頭数。

だからと選べません。

ただただ、ごめんねと。




FBではお願いをしていますが、捕獲、搬送、当日ボランティアさん。

まだまだ募集しています。



1匹でも沢山の野良猫を地域猫にして一代限りの命を守っていくためにご協力宜しくお願い致しますm(__)m

今回、ハッピーボイスがTNR実施する地域です。

お近くにお住まいでお手伝いできる方いらっしゃいませんか？

（佐賀中部地区）
・金立町
・川副町
・高木瀬
・本庄町
・諸富町
・神埼町
その他

（杵藤地区）
・白石、有田、太良町

（伊万里地区）
・伊万里市2ヶ所

（唐津地区）
・唐津市内


(福岡県)
・大川市


※17日～20日までで捕獲＆搬送お手伝いできる方
※マイカーに猫を積むのが可能な方

どうぞ宜しくお願い致します。

詳しい場所を含めお問い合わせはこちらにメッセージ又はお電話ください。

08056090449 甲斐

どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m！！





※TNR活動は餌を与え一代限りの命を管理していく人、手術猫を捕獲出来る人、直接猫には関われないけれど費用を負担協力くださる人。

みんなの力で成し遂げられるTNRです。

どうか、ご協力宜しくお願い致しますm(__)m


ただ今、手術にかかる諸経費省き皆さまからのご協力により60匹分の費用があります。

今回は堕胎も多い時期なので手術可能頭数が200匹。

1匹でも予定頭数に近い頭数をTNR出来るようにご協力宜しくお願い致しますm(__)m！！











※キャットフードが大変不足しております。

ネコハウスには常時約100匹の保護猫たち、又ハピボが管理している地域猫たちのお世話などで、1日に約10キロのキャットフードを必要としています。

猫たちの治療費の確保の為に少しでも沢山の方にキャットフードのご支援を頂けたら有難いです。

どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m



只今ＦＢでは日々の活動をなるべくタイムリーにアップしています。
ブログ記事のように詳しくはありませんが動物管理センター、トライアル、ハピボわんにゃんの様子、ＴＮＲ活動等々・・・現場でなるべくその都度アップしています。
そちらをご覧頂けたらと思います。
もちろんブログも頑張ります(^_^.)

（甲斐のＦＢ）
https://www.facebook.com/megumi.kai.370

（ハピボスタッフのＦＢ）
https://www.facebook.com/happyvoice630



めぐにゃん＆スタッフが各ＦＢにてさまざまな活動を更新中です(*^_^*)

スタッフブログも絶賛更新中です♪





※キャットフード、猫砂が大変不足しておりご協力をお願いできたらと思います。
Amazon欲しい物リストも掲載しております。
猫ちゃんが食べなかった・・・などの開封した物でも大歓迎です!!
どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m!!!
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/NYVVWNXE5QIN



【今後のハピボ譲渡会予定】


・3月25日（日）　10時～12時　佐賀市との共生イベント　佐賀市清掃センターにて

・4月15日（日）　11時～14時　わんにゃん譲渡会＆フリーマーケット　佐賀市呉服元町656広場にて


※里親さまを探されたい方(犬猫持ち込み参加希望の方)は事前申し込みが必要です。
お問い合わせください。
happy_voice630@yahoo.co.jp まで

・譲渡会開催しない日でも犬舎、ネコハウス随時里親さま募集中です。
お気軽にいらして下さい♪


【動物管理センターでの犬猫譲渡会】


　三瀬村藤原字天塘2391　(ペット霊園　虹の国を右手に100メートル程先になります)
※参加は事前予約が必要です。　
動物管理センター　0952－56－2261　


◆佐賀県犬猫譲渡センター（いっしょけんね）　武雄市武雄町冨岡12724－4　　ＴＥＬ0954－23－0532
　月曜～金曜に加え毎月第4日曜日はお越し頂けます♪